田野畑　漁師の直販所

▼東日本大震災の翌年、負債を負って船を再建してこれで漁師を生業にして頑張って行こうと思っていました。ところが、以降ドンドン魚がいなくなり最近の余震で、ミズダコ、カレイ類、イカなど、また温暖化とあいまってか流れモノのカツオ、サバ、カジキ、なども見られないのです。
なので、船を出せる時が少なく、下手に船を出せば赤字になる状況が続いて自然が相手なのでどうにもなりません。
漁師が自分の船を抱え、海だけを見てるのはとても辛いことでした。特に自分はPTSDです。ホントに、精神衛生上も凹んでしまい良くない現実が続いていました。

▼このため、2014年9月から【海藻(地元産のワカメ・昆布など)の乾物屋】を、地元漁師から漁連価格より3割増しで買い、それの袋詰め作業を仮説住宅のおばさん方に内職としてやってただき、流通なしで、消費者にも僕が直接販売することで、格安で販売出来る。1石3鳥の試みです。
お陰さまで、この1年ので仕入れた分は全て完売し、有り難い反響をいただいております。

▼2足のワラジには変わりありませんが、今年もまた不漁は続いています。
「海藻乾物屋」は今年で2年目ですが昨年よりも多めに仕入れています。少しでも漁師に変わる生業としていこうと思っていています。四季で上がる新鮮な4月のボイル塩蔵ワカメ、6月の「スキ昆布」、8月末の「だし昆布」を今は扱っています。徐々に商品も増やして行ければと思っています。


どうぞよろしくお願いいたします。