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田野畑 漁師の直販所
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2011年10月30日
【重要なお知らせ】
船の改造が出来れば『もう少しで漁師復活も近い』と思っていましたが・・・
漁師復活が遅れる可能性が大です。
大きな問題が4つ起きています。
当初11月中には漁を再開できる見込みで準備を進めてまいりましたが、ここへ来て大きな問題が起きています。
今日から4回シリーズでその実情を伝えます。
漁業復活を遮る大きな問題とは概ね下記の通りです。
1)膨大な量の瓦礫が漁場の海底に沈んでいることが判明
この前、水産庁の事業で海底の瓦礫調査、魚の放射能調査があったのですが、かなり膨大な量の瓦礫が海底に沈んでいることが判明しました。
現在、行政機関や漁協が調査中なので、詳細については後日アップしたいと思っています。
※参考:放射能についての測定結果も公表され、結果、暫定規制値を大きく下回り安全性は例年並みと同じであることが判明しました。
2)港の復旧工事の遅れ
3)海況が良くなく魚がまるでいない。
例年活況を帯びているはずのこの収穫時期に、魚がめっきり減少しています。海がおかしいのです。
現在、海に入っている定置網なども魚がさっぱり上がりません。最新の海況図を見ても、水温が高く栄養のある冷水帯が分布していないのです。とにかく不思議な現象です。
4)なかなか進まない船の改造
造船所が震災津波で流失してしまい、残った業者に漁師が殺到してるのです。
以上が要因と考えていますが、私、佐々木公哉にとっては、非常に、非常に、ショックなことで、全くこのようなことは想定していませんでした。
もちろん誰も予想がつかなかったと思います。
仮に船が完成しても、海況が良くない状況で、さらに大量の瓦礫が埋もれている漁場での漁再開となれば、収穫量も少ない中、漁具がガレキに引っかかり折角残った貴重な漁具を失ってしまことになります。これは大損害です。
となれば漁具を無くしてまで無理をおして漁を再開する必要が全く無くなるのでは・・と考え始めています。
やはり3.11の大震災、大津波という大災害からの復旧は、色々な想定外なことが起き得るということでしょうか・・・
『地震、津波からの復旧復活の難しさを痛感しています』
つきましては、11月中に漁再開できる運びで準備を進めてまいりましたが『復興ごちそう券』を既にご購入いただいたお客様におかれましては、当初の漁再開時期のご期待に応えられるかどうかの判断を再度しなくてはならない状況となってきました。
大変心苦しい限りですが、諸事情をお含みおき頂き、何卒ご理解とご容赦を賜ります様お願い申し上げます。
※詳細については、上記表題をクリックしてリンク先ブログをご参照下さい。
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